1972年の設立以降、地域の皆様に「かかり易さ」と「安心・安全な医療」の提供を目指して、医療活動に取り組んでいます。

医師臨床研修

地域に密着しながら、さらに幅広い臨床能力を獲得しつつ、医療活動として実践できる地域医療のプロフェッショナルとして、「総合性を自らの専門として高い力量をもつ家庭医・総合医」及び「総合的基礎力を備えた専門医」をめざします。

1)県都にある小規模病院です
城南病院は茨城県の県庁所在地、水戸市にある113床の小規模病院です。水戸市及びその周辺には大規模な急性期病院が5病院あります。それらの病院はいずれもDPC病院で、県都がありながら医療過疎地域といわれる県央以北で超急性期の医療を支えています。
一方、現在の医療情勢からいずれも亜急性期以降の入院は困難ですが、その後の受け入れができる病院は非常に限られています。
城南病院は急性期~亜急性期医療が可能な一般病棟、リハビリテーションが集中して可能な回復期リハビリテーション病棟、そして医療行為が必要で在宅退院や施設入居が困難な方に対する医療・療養の提供が可能な医療保険型療養型病棟の3病棟からなる病院です。
このような病棟構成により、超急性期の医療が終了した患者様がその後の治療・療養を受け、その後の社会復帰に向けての援助をすることが可能となっています。また、外来や訪問診療、各種介護保険事業(通所リハ・通所介護・訪問看護・訪問リハ)も行っており、退院後の生活継続の一助にもなりうると自負しています。

(2)茨城県内唯一の全日本民主医療機関連合会(以下、民医連)加盟病院です
城南病院は茨城県民医連に所属している事業所のうち、唯一の病院です。全日本民医連はこれから必要な医師像として現在直面している超高齢社会や健康格差社会に取り組み、医療活動として実践できる地域医療のプロフェッショナルを挙げています。
具体的には「総合性を自らの専門として高い力量をもつ家庭医・総合医」及び「総合的基礎力を備えた専門医」の2つを目指しています。この地域の医療情勢を鑑みてもこのような医師なしには地域医療の維持・発展は困難です。

(3)そこでできる後期研修とは
茨城県水戸市という地域で私たちに求められる医療及び小規模病院規模での専門性を考え、「総合医・家庭医」を目指す研修と「リハビリテーション医」を目指す研修につき研修プログラムを作成しました。いずれも当院単独ではなく、他医療機関・他職種との連携を通して達成可能であり、多くの経験・広い視野も得られるものと思われます。

(4)さらに
当然のことながら私たちが目標としているのは充実した地域医療です。そのためには医師個人が頑張るのではなく、病院内外にわたる集団としての力が必要です。
また、後継者なしには安定した継続は困難です。そしてその養成に対して医師の役割は重要です。この考え方から私たちは次代を担う医学生や高校生に対して「いい医療」とは何かということを問いかけ、一緒に考える立場を大事にしています。
そしてそこに関わることは自らの医師像・地域医療に対する確信が得られ、成長できる場となると考えています。

(5)一緒に患者様に向き合い、頑張っていきましょう


城南病院
310-0803 水戸市城南3-15-17
TEL:029-226-3021
FAX:029-226-3482
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